ドイツのアストラゼネカ製ワクチンが接種の推奨対象から高齢者を除外するという報道がありました。
ワクチンの高齢者に対する有効性に疑問があるということでした。
これはどういう意味なのでしょうか。
そこで、アストラゼネカ製ワクチンが高齢者除外の理由と副作用・基礎疾患・肥満との関係について見ていきたいと思います。
アストラゼネカ製ワクチンの高齢者除外の記事
ドイツは、英アストラゼネカの新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンの高齢者に対する有効性に疑問を呈した。
これにより欧州連合(EU)のワクチン不足は長期化する恐れがある。
ドイツの予防接種常設委員会(STIKO)はアストラ製ワクチンについて、接種対象年齢を18歳から64歳に限定して使用を認めるよう勧告した。
(引用:Bloomberg)
新型コロナワクチンの供給が心待ちになっている日本ですが、ここにきてアストラゼネカ製のワクチンが高齢者に対して有効性に疑問があるという。
重症化や死亡率が高齢者の方が高いというのに、これでは何のためのワクチンか意味が分かりませんね!
でも、有効性に疑問があるというのは、重大な副作用が発見されたからなのでしょうか。
そして、基礎疾患や肥満の人なども関係するのか不安がありますよね~
アストラゼネカ製ワクチンが高齢者除外する理由
現状はどうなの?
韓国でもこの報道を受け、高齢者のコロナワクチン接種を見直すそうです。
しかし、アストラゼネカは効果が低いとされる報道について「完全に誤っている」と反論しているようです。
また、ドイツでは「現時点で65歳以上の人に対するワクチンの有効性を評価するためのデータが不十分」とされています。
日本はアストラ製を国内生産
日本では、アストラゼネカが日本国内で約9000万回以上の生産をする予定となっています。
全体では1億2000万回で合意してますから、ワクチン全体の75%が国内で生産することになっていますね。
欧州連合27加盟国の医薬品許可を担当する欧州医薬品庁(EMA)のクック長官は、「このワクチンは65歳以上にどのように作用するかに関するデータが十分でないため」と理由を説明しています。
65歳以上が承認されない?
そしてドイツ経済紙ハンデルスブラットでは、EMAが65歳以上の高齢層には、アストラゼネカ製ワクチンの使用が承認されないかもしれないという政府関係者の言葉を伝えています。
アストラゼネカ側は、高齢層も2回目の接種後に抗体が100%形成され、免疫効果を示したと話しています。
いったい何が本当なのでしょうか。
今後の成り行きを注目するしかないですね!
いよいよ高齢者もワクチン来年かな?#アストラゼネカ #コロナ #ワクチン https://t.co/PnEqAbOvVH
— だんざえもん (@dzaemonn) January 28, 2021
副作用や基礎疾患・肥満との関係は
現状が65歳以上にどのように作用するかに関するデータが不十分ということだけで、詳細についてはまだこれから明かされることになりそうです。
臨床データが少ないということが、やはり不安ですよね。
高齢者=(イコール)体の弱っている人、として考えるならば、当然基礎疾患を持っている人や肥満体形の人は関係すると思ってしまいますよね!
アストラゼネカ製ワクチンのまとめ
アストラゼネカ製ワクチンが、高齢者に対しての効果に疑問があるという報道がされましたね。
これに関するデータが不十分ということで、65歳以上の接種は難しいようですね。
安全が担保されないのであれば、とても接種するのは怖いですよね。
今後の状況を見守っていくことになりそうですね。